アメリカの政府機関の一部閉鎖は30日目を迎えました。給与が支払われていない政府職員が増え、フードバンクの需要が高まっています。
アメリカ議会では与野党の対立が続き、予算案が通過しないまま政府機関の一部閉鎖が30日目を迎えました。
ワシントン・ポストは30日、全米で政府職員、およそ140万人への給与の支払いが停止していると報じました。
連邦税を扱う内国歳入庁で働くアイザック・スタインさんは政府機関の閉鎖の影響で自宅待機中です。
この期間を活用して子どものころから夢だったという屋台を開き、ホットドッグを販売しています。
内国歳入庁の職員 アイザック・スタインさん
 「私はこの事業をとても楽しんでいる。でも、できるだけ早く職場に戻りたいと思っている」
一方、無給状態の政府職員の中には、フードバンクの食料配布に頼る人が増えてきました。
首都ワシントンで30日、政府職員の組合がフードバンクに送るための食べ物を募りました。
政府職員の組合員 アレクシス・ゴールドスタインさん
 「ここにいる政府職員も給与を受け取っていない。私たちは『状況を改善しろ』と強く訴える」
アメリカ農務省は資金の枯渇を理由に、11月1日に低所得者向けの食料購入補助を停止すると発表しました。
さらなる需要の高まりにフードバンクがどこまで対応できるのか、懸念が広がっています。
This programme includes material which is copyright of Reuters Limited and
 other material which is copyright of Cable News Network LP, LLLP (CNN) and
 which may be captioned in each text. All rights reserved.
 
  
  
 








