国内最大の「自動車の祭典」が31日に開幕します。次世代の電気自動車がどこまで進化を遂げているのか取材しました。
■「動く会議室」未来の車を披露
トヨタ 豊田章男会長
「私は今こそセンチュリーが必要なのではないかと思う」
豊田会長が世界初公開したのは最高級、センチュリーの「クーペ」。
トヨタ 豊田章男会長
「鳳凰(ほうおう)のエンブレムは江戸彫金、シート生地には西陣織、日本の伝統文化を取り入れました」
伝統を意識した西陣織。高級なだけでなく、快適性にこだわり、足元広々。
6輪で走る3列シートの高級ミニバン「レクサス」。トヨタはセンチュリー、レクサス、どちらもできるだけ早い段階で市販化を目指すということです。
日産はエスピノーサ社長が直接、車の前でプレゼンです。
日産 エスピノーサ社長
「サッカーに行く子どもの着替えがここでできてとても実用的です。新型ルークスでした、次に行きましょう」
トップセールスで会場内をあちこち歩き回ります。最後は最新のEV(電気自動車)をアピール。
日産 エスピノーサ社長
「私たちは新商品を日本から世界へ展開していきます。ありがとうございました」
■注目!次世代EVどう進化?
31日から一般公開されるモビリティショー。注目が集まったのは進化が止まらない「次世代EV」です。
シャープは親会社である台湾のホンハイが開発した車体の「LDK+」を公開。これは、もう1つの家がコンセプトです。映画などを見るためのプロジェクターやロール式スクリーンを搭載しています。これは2027年度に日本市場で発売する予定。「ファミリー層が無理なく買える値段」を設定し、家電量販店や住宅メーカーを含む販路を想定しているということです。
トヨタのカローラは初めて電気自動車になりました。
EV自動車のラインナップを拡充するホンダは小型SUV(スポーツ用多目的車)など、2種を2026年から2027年にかけて国内で発売する予定です。
ホンダ 三部敏宏社長
「今、EVの成長が鈍化していることは逆に我々としてはチャンス」









