高市政権「新しい資本主義」廃止へ 岸田元総理に伝える

高市政権「新しい資本主義」廃止へ 岸田元総理に伝える

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 高市政権は、岸田政権から続いてきた成長と分配の好循環の実現を目指す「新しい資本主義」の看板を下ろす方針を固め、岸田元総理大臣に伝えたことが分かりました。

日本成長戦略担当 城内実大臣
「私は、赤沢先生がしてこられたことをしっかり受け継いで多少ブラッシュアップして成長」

経済再生担当 赤沢亮正前大臣
「良い所もあることはちょっと認めていただけると」

 「新しい資本主義」は岸田政権の肝いりとして、賃上げやスタートアップ投資に取り組んできたものです。

 石破政権でも継承され、今年、最低賃金が全都道府県で初めて1000円を超えるなど、一定の成果を上げてきました。

 ただ、高市総理は、総裁選の期間中には「賃上げするのは国ではなくて企業だ」と述べるなど、政府が旗を振る賃上げ政策に疑問を示してきました。

 関係者によりますと、小林政調会長が23日、岸田氏と会談し、党に設けられている本部と官邸の会議体を廃止し、新たに「日本成長戦略会議」を立ち上げ、成長戦略に軸足を置く方針を伝えました。

 自民党内からは「岸田路線の転換だ」との声も出ています。