アメリカ向け輸出が9期ぶり減少　トランプ関税が影響　2025年度上半期の貿易統計

　今年度上半期の貿易統計はアメリカ向けの輸出が1割余り減りました。関税の影響を受け、9期ぶりの減少です。

　今年度上半期の貿易統計によりますと、アメリカ向けの輸出は自動車が前の年の同じ時期より2割以上減り、全体でも10.2％減少しました。

　関税率の引き上げで大型の自動車を中心に影響が色濃く出た形です。

　輸出と輸入の差引額は3兆3222億円の黒字でしたが、黒字幅は2割以上減少しています。

　世界全体では1兆2238億円の赤字でした。

　赤字は9期連続ですが、エネルギー価格の下落などによって赤字幅は6割ほど小さくなっています。