長生炭鉱で遺骨発見巡り市民団体が政府にDNA型データ提出 鑑定は未だ行われず

長生炭鉱で遺骨発見巡り市民団体が政府にDNA型データ提出 鑑定は未だ行われず

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 山口県宇部市の長生炭鉱で海底の坑道から人の頭蓋(ずがい)骨などが発見されたことを巡り、遺骨の収集を目指す市民団体は炭鉱の水没事故で犠牲となった遺族のDNA型データを政府に提出しました。

 長生炭鉱では1942年に水没事故が発生し、朝鮮半島出身者を含む183人が犠牲になりました。

 今年8月、遺骨の収集に向けて活動する市民団体は潜水調査を行い、人の骨を複数、発見しています。

 今月21日、市民団体は政府に要請を行い、犠牲者29人分となる遺族のDNA型データを警察庁に提出しました。

 政府は遺骨のDNA鑑定をまだ行ってないとして、日本政府と韓国政府のどちらが鑑定するか調整していると明かしました。

 前回の交渉から進展していないことを受け、市民団体は政府に対して12月19日までに日本政府がDNA型鑑定などを行うように求めました。

 実施されなかった場合、市民団体が民間機関などに依頼して鑑定をしていくと表明しています。