17日、前橋市の小川晶市長(42)は部下の幹部職員とホテルに通っていた問題を受けて任期中の報酬を50%カットすると表明しました。そのうえで市長を続投するということです。
■前橋市長「公約実現が課せられた責任」
小川市長
「私の行動により市民の皆様、議会の皆様並びに当該職員やそのご家族の皆様にご心配とご迷惑をおかけしたことを心よりおわび申し上げます。選挙の時の公約を一日でも早く果たしてほしいという市民の強いお言葉をいただき、ここで退くのではなく、掲げた公約を実現することが、私に課せられた責任であると、改めて職責の重さを感じるに至りました」
小川市長は、自分自身への処分案として、任期満了までの間、報酬の50%カットを議会に打診したといいます。
「50%の削減をもって市民に対する責任を果たしたかということにつきましては、これから先の私自身の残りの任期の行動を見ていただいて、そのすべてが責任を果たす行動というふうに思っております」
■ホテル選んだ理由は「尾行されていたから」
市長と10回以上ホテルに行っていた部下の既婚男性は、10日に「事情説明書」を市議会に提出。その中でホテルを選んだ理由は、尾行されていたからだとしていました。これについて、小川市長はこう答えました。
記者
「尾行されているからラブホを選んだという職員の説明文がありました。市長もそれを受け入れてということですけども。尾行されてて、悩みがあって、聞いてほしい、相談したいのであれば、今はネットもありますし、画面を使って協議するようなことはいくらでもできます。いろんな手はあるのに、あえてホテルを選んで二人で会うということがどうにも納得できない。そこについてはどう説明していくのか?」
小川市長
「皆様が納得しがたい行動をとってしまったということが、やはり今回の大きな問題だと思っていますので、本当にそこについては自分の判断が間違っていたと、誤解を与えるような判断をしてしまったということでしか、お答えのしようがないところ」
■前橋市議会、市長を追及する構え
会見を受け、前橋市議会は今後、この問題で発生したコールセンターの経費や公務の欠席などについて、議会で市長を追及する構えです。
前橋市議会 富田公隆議長(55)
「行政が受けている様々なダメージや例年と違う対応をしているということを(副市長らから)報告いただきます」
(「グッド!モーニング」2025年10月18日放送分より)