「百日せき」全国の患者数が8万人超に 過去最多を更新 厚労省

「百日せき」全国の患者数が8万人超に 過去最多を更新 厚労省

 今年に入ってからの「百日せき」の患者数が8万人を超え、過去最多を更新しました。

 JIHS=国立健康危機管理研究機構によりますと、10月5日までの1週間に報告された「百日せき」の患者数は、前の週より192人増えて1193人となりました。

 都道府県別では、最も多いのが東京の117人、次いで神奈川の85人、愛知の73人となっています。

 今年に入ってからの患者数は8万719人となり、初めて8万人を超えました。

 これまでに、1年間で患者数が最も多かったのは2019年の1万6850人で、この年を大幅に上回っています。

 「百日せき」はせきが長く続くのが特徴で、新生児がかかった場合は呼吸困難などで死亡する恐れもあり、厚労省は注意を呼び掛けています。