今年のコメ予想収穫量 68.5万t増見通し 2017年以来最高

今年のコメ予想収穫量 68.5万t増見通し 2017年以来最高

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 農水省は今年のコメの予想収穫量が当初より上振れし、去年より68万トン余り増えるとの見通しを発表しました。

小泉農水大臣
「消費者の皆さんにおかれましてはこの約10年で最大の増産ですから、米が足りなくなる状況にはないことをご理解いただき、必要なときに必要なだけのお米を安心してお買い求めいただければと思います」

 農水省によりますと、9月25日現在の2025年産の主食用米の予想収穫量は747万7000トンで、前年産と比べて68万5000トン増加すると見込まれています。

 8月時点の56万トンから大幅に上振れしていて、2017年以降で最大となる見通しです。

 一部の地域では高温などで生育への懸念があるものの、多くの地域で天候に恵まれ収穫量の増加が予想されるためとしています。

 農水省は向こう1年間のコメの需要量の見通しを697万トンから711万トンと示していて、収穫量が予想通りであれば需要を最大50万トン余り上回ることになります。

 農水省は今後、市場に大量のコメが出回ることを示して、価格の高騰に歯止めをかけたい考えです。

 また、作況指数に代わる「作況単収指数」を初めて公表し、2025年産米の全国の見通しについては去年より1ポイント高い「102」としました。