紅葉名所で草木が枯れた ススキにマツも…一体なぜ?

紅葉名所で草木が枯れた ススキにマツも…一体なぜ?

 紅葉の名所として知られる九州・霧島連山の標高およそ1200メートルに位置するえびの高原。

 ピーク時には色鮮やかな紅葉と湖のコントラストを楽しむことができます。ところが…。

大阪からの観光客
「前はこの辺りは庭園みたいできれいだったのに、手前しか緑がなくてがっかり」

 本来、冬でも葉をつける松の木ですが、枯れてしまっています。一体なぜなのでしょうか。

えびのエコミュージアムセンター 須田淳副所長
「えびの高原から約1キロのところにある硫黄山が火山ガスを放出していて、それが流れ込んで、当たった所のマツが枯れている」

 火山ガスによって光合成ができなくなり、枯れてしまったといいます。影響はススキにも…。

須田淳副所長
「穂が赤くなっている」

 ただ、火山ガスの影響の受けない木々も多く、これからの紅葉シーズンに影響はないということです。