自民党・高市新執行部が発足 与党内からは不安の声も

自民党・高市新執行部が発足 与党内からは不安の声も

 自民党は臨時の総務会を開き、高市新総裁のもと新たな執行部が発足しました。

 (政治部・村川仁基記者報告)
 新たな執行部は「挙党体制」を強調しましたが、論功行賞の色合いの濃い布陣に、党内からは早速不安の声が上がっています。

自民党 高市早苗総裁
「今の暮らし、そして未来への不安を希望と夢に変えていきたい」

自民党 麻生太郎副総裁
「新しい高市新総裁のもと、挙党一致、自由民主党再生のために頑張ってまいりたい」

 高市総裁誕生の立役者である麻生さんを副総裁に据えたほか、麻生派から党4役に鈴木幹事長と有村総務会長の2人が入りました。

 決選で高市さんに投じた小林さんを政調会長に、選対委員長には側近の古屋さんを起用します。

 党内(小泉氏を支持した議員)からは「党内融和が課題だ」「麻生さんの傀儡(かいらい)政権だ」などと不満の声が上がっています。

 高市新執行部が、国民民主と急接近する一方で、連立パートナーの公明党は不信感を抱いています。

 先ほど緊急で役員会を開きましたが、関係者は新執行部の顔ぶれに「本音で話せる人がいない」と不安を口にします。

 午後、自公の執行部が顔合わせを行います。