OECD=経済協力開発機構による55の国と地域を対象に行った調査で、日本の教師の勤務時間が最長であったことが分かりました。
「OECD国際教員指導環境調査2024」は、55の国と地域を対象に実施され、日本からは小中学校の教師およそ7000人が参加しました。
7日に公表された調査結果によりますと、「1週間の勤務時間」では小学校が52.1時間、中学校は55.1時間で参加国の中で日本が最も長くなりました。
前回の2018年調査よりそれぞれ4時間短くなりましたが、事務作業や課外活動の時間が参加国の平均を大きく上回っています。
また、「社会的評価」の項目では、児童生徒や保護者、メディアなどに高く評価されていると感じている割合は平均より10ポイント以上、下回りました。
文部科学省は、事務作業や部活動をはじめとする課外活動に依然として課題があるとして、環境整備などをさらに進めていきたいとしています。