自民党の総裁選の結果を受けて、日経平均株価は最高値を大幅に更新しました。
(経済部・島田龍二記者報告)
日経平均は、高市新総裁の財政政策への期待などからマーケットの予想以上に上昇しました。
コールセンター担当者
「(高市氏が)積極財政というところも打ち出していますのでサプライズ的な買いもあって、いま一応、全面高にはなっています」
午前の終値は先週末より2065円高い4万7835円でした。
ただ2000円を超える上昇に、市場からは「理屈では説明しづらい。期待感だけで動いている」と警戒の声も出ています。
外国為替市場では急速に円安が進みました。ドルに対しては2円以上安くなり、ユーロに対しては史上最安値を更新しました。
積極財政によるの財政悪化への懸念から円が売られました。
円安は輸出関連企業の業績を後押しする一方で、輸入物価の上昇につながる可能性があります。
市場関係者は激しい動きはやがて落ち着くとみながらも、政権の新たな枠組みや財政政策を注視しています。