米大陪審 元FBI長官を起訴 トランプ氏が起訴要求 禁錮5年の可能性

米大陪審 元FBI長官を起訴 トランプ氏が起訴要求 禁錮5年の可能性

 元FBI(連邦捜査局)長官のジェームズ・コミー氏が偽証罪などで起訴されました。トランプ大統領は司法長官にコミー氏を起訴するように要求していました。

 アメリカ司法省は25日、バージニア州の連邦大陪審がFBIのコミー元長官を偽証罪と司法妨害の罪で起訴したと発表しました。

 起訴状によりますと、コミー氏は2016年の大統領選でロシアがトランプ陣営に有利になるよう介入したとの疑惑について、2020年の上院司法委員会で虚偽の証言をしたと指摘しています。

 コミー氏はロシアの介入疑惑で捜査の指揮をしていました。

 その後、選挙に勝利したトランプ大統領と対立し、2017年にはFBI長官を解任されました。

 起訴を受けてコミー氏はSNSに映像を投稿し、「司法制度に絶大な信頼を置いている。私は無実だ。裁判で決着をつけよう」と述べています。

 一方、トランプ大統領は自身のSNSで「アメリカに正義は存在した」と投稿し、起訴を評価しています。

 コミー氏が有罪判決を受けた場合、最長で5年の禁錮刑を科される可能性があるということです。

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