韓国・尹前大統領が出廷 追起訴の初公判 「戒厳令は権限」と全否認

韓国・尹前大統領が出廷 追起訴の初公判 「戒厳令は権限」と全否認

 韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領が職権乱用などの罪で追起訴された事件の初公判に出廷し、起訴内容をすべて否認しました。

 初公判は26日午前10時すぎに始まり、およそ3カ月ぶりに公の場に姿を現した尹被告は白髪が増え、スーツの胸元には拘置所での番号が書かれたバッジを付けられていました。

 この裁判では去年12月の非常戒厳を巡り、特殊公務執行妨害や職権乱用などの罪に問われています。

 初公判で尹被告側は「大統領の権限行使である戒厳令を内乱で起訴している」とし、「この事件の公訴事実をすべて否認する」と述べました。

 尹被告はこれまで10回連続で公判に出ていませんでしたが、26日は保釈審問も行われ、7月以来の出廷となりました。

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