休止の米トーク番組が再開 活動家暗殺めぐり トランプ氏はSNSで批判

休止の米トーク番組が再開 活動家暗殺めぐり トランプ氏はSNSで批判

 活動家の暗殺事件を巡る司会者の発言が問題視され無期限の放送休止となっていたアメリカの人気トーク番組が再開しました。トランプ大統領は反発しています。

 ABCは23日、無期限に休止するとしていた「ジミー・キンメル・ライブ」を再開しました。

 キンメル氏は冒頭、保守派の活動家カーク氏の射殺事件への発言を巡り、「若者の殺害を軽んじる意図はなかった」と釈明しました。

 そのうえで、この国で最も称賛されるのは言論の自由だと述べ、放送休止への圧力などは「違法で非アメリカ的だ」と批判しました。

 一方、トランプ大統領は自身のSNSでキンメル氏の復帰を「信じられない」としたうえで、「この件でABCを試してみるつもりだ。どうなるか見てみよう」と投稿しました。

 そのうえで去年、トランプ氏に訴えられたABCが巨額の和解金を支払ったことを念頭に「前回、追及したときには1600万ドルを支払わせた」として訴訟を起こす可能性も示唆しています。

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