大雨は富士山の登山客にも直撃しました。登山口で土砂崩れが起きたほか、雨の中の登山で2人が倒れ意識不明の状態です。
■富士山も大雨 2人倒れ意識不明
標高およそ2800メートルに位置する富士宮口新7合目、正午ごろの様子です。強い風が容赦なく吹き荒れ、濃い霧が視界を奪います。
撮影者は8日正午すぎに新7合目に到着し、夜も眠れないくらい雨風がうるさかったといいます。
撮影者
「暴風雨だった。きのう午後4時ごろから荒れてきて、ずっとそんな感じ」
また、富士宮口新6合目の宝永山荘では、およそ10人の下山者が天候の回復を待っていました。
10日、夏山シーズンを終える富士山。閉山を前に連日、激しい雨に見舞われました。
大雨による影響で富士山スカイラインは通行止めとなっています。
5合目に向かう道路にも強い雨が打ち付け、脇にある階段では絶え間なく茶色い水が流れます。
雨で緩んだ地面は、未明には土砂崩れも引き起こしました。
場所は富士宮ルート上にある富士宮口5合目の駐車場。
土砂崩れが発生する前の画像を見ると、左側の斜面にはネットが張られ、駐車場との境には柵が設けられています。
しかし、流れ落ちてきた土を止めることはできず、駐車していた3台の車が土砂に巻き込まれました。
いずれの車にも人は乗っておらず、けが人はありませんでした。
富士宮市では8日夜、1時間に最大で67.5ミリの非常に激しい雨が降り、一時「レベル4土砂災害危険警報」が発表されました。
■登山口で土砂崩れも
一方、山梨県側でも土砂崩れが発生し、富士スバルラインは全面通行止めになっています。
また、登山客の男性2人が意識のない状態で発見されています。
警察によりますと、9日朝、富士山の山頂付近で50代の男性1人、静岡県側の新7合目付近でタイ国籍の60代の男性1人が倒れているのを登山客が見つけました。
新7合目の映像を提供してくれた撮影者も、この60代の男性を見たといいます。
撮影者
「(午前)7時ごろに男性が駆け込んできて、『人が倒れています』それが第一報。その後(スタッフと)一緒に見にいって、ちょっと足が開いて手も横に開いた状態で。50代、60代に見えた。靴が壊れていたのでだいぶ滑ったのかなと」
現在2人とも救助され、5合目におろされていますが心肺停止の状態です。
10日に閉山する富士山ですが、警察では「装備や体調を万全に準備し、登山開始前に少しでも体調や天候等に不安を感じた場合には登山を中止しましょう」と呼び掛けています。





































