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オランダ中央銀行は、アメリカとカナダに保管していた金の一部、合わせておよそ86トンをロンドンに移したと発表しました。地政学的な不安の高まりを受けた対応だとしています。
オランダ中央銀行の2日の発表によりますと、今年3月から8月にかけてアメリカとカナダで保管していた27トンの金塊をオランダに運び、さらに同じ量をオランダからロンドンに送ったということです。
このほかおよそ59トンをアメリカで売却して同じ量をロンドンで買い直したということです。
オランダ中央銀行は狙いについて「地政学的な不安の高まり」などへの対応だとしています。
BBCは背景として、長引くイランとの戦争によるアメリカ経済の不透明感や、アメリカとカナダの間で貿易戦争が続いていることを挙げています。
オランダ中央銀行が所有するおよそ612トンの金の保管先はこれまで、アメリカが最も多く全体の31.3%を占めていましたが、今回の措置を受けてアメリカとカナダが同率の18.5%となりました。
オランダ中央銀行のスレイペン総裁は声明で、「有事への対応力と備えの強化は不可欠だ」と強調しています。
画像:De Nederlandsche Bank
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