各省庁の概算要求が31日に締め切られました。過去最大規模の総額140兆円とも言われますが、そもそも「概算要求」は誰がどうやって決めているのでしょうか。
■「概算要求」とは?どう決める?
31日の財務省は皆さん、パソコンに向かって静かです。
41年前の同じ日、職員が小脇に抱えた風呂敷の中身は予算書。以前は分厚い紙で大蔵省に提出するのが恒例でした。
総理府の職員
「よろしくどうぞお願いします」
総理府の職員らが当時の大蔵省の職員に一斉に頭を下げます。
概算要求とは来年の予算編成の前に各省庁が、来年度は「この事業にいくら使いたいです」と財務省に提出するものです。
これを受けて9月から12月に財務省が査定し、優先度が低いものは削っていきます。
大蔵省(現財務省)職員
「ちょうだいすると恐らく私1人では持てない」
予算編成の時期の大蔵省は深夜まで残業です。
当時は「黒電話」に「くわえたばこ」で作業は深夜まで及び…。
庁舎に用意された仮眠施設は有名ホテルの名前に引っ掛けて“ホテル大蔵”と言われるほどでした。
財務省関係者
「昔はよく主計局の部屋の前で夜遅くに座っている人がたくさんいた。最近はオンラインでヒアリングするようになったり、働き方改革の流れで今はだいぶ待たされている人が減った印象です」
2020年から概算要求はオンライン化されました。
財務省の職員のモニターには相手の省庁の職員が並んでいます。
財務省職員
「コロナの分も入っていることですよね」
職員のパソコンには「退庁予定19時」と書かれています。
イレギュラーだったのは2009年です。
締め切り前日の8月30日に民主党政権への移行が決まったことで、概算要求がやり直しになりました。
やり直しとなったことで、職員が深夜まで残業していました。
■140兆円規模 異例の青天井
今年は今年で、異例の年です。
高市総理大臣
「要求上限、いわゆるシーリングを設けず、事項要求も含めて必要な額を適切に要求できるようにします」
概算要求は約140兆6000億円に近い規模となる見通しですが、税収は86.5兆円程度とみられています。
最終的な差額分は赤字国債で賄われることになります。







































