夏休みが近付くなか、人気観光地のタイ・バンコクの飲食店で火事があり、少なくとも27人が死亡しました。原因は、この時期に欠かせない「エアコン」の可能性が出てきました。
■バンコク火災 27人死亡
火が真横に噴き出す異様な様子を捉えた映像。さらに近くからの映像では…。
一気に火の勢いが強まり、その中を人々が逃げ惑います。火が燃え移った服を必死に脱ぎ捨てる様子も見えます。
バーツが高くなったとはいえ、円安の影響はまだ少なく、夏休みを前に日本でも人気の「タイ」。その首都バンコクの繁華街で痛ましい事故は起きました。
13日未明、飲食店で大規模な火災が発生し、少なくとも27人が死亡、63人がけがをしました。
消防士
「多くの人がトイレにいたことが分かりました。彼らは裏口へ逃げようとしていたのでしょう」
店は生演奏を楽しめる「レストラン」です。
店のホームページによりますと、出入り口は見る限り4つ。火が激しく燃えていたのがこの入り口とみられ、トイレは反対方向にあり、多くの犠牲者がこの近くで見つかりました。
ホームページには、その近くに非常口マークも記されていましたが…。
バンコク都知事
「非常口付近にテーブルが置かれ、避難の妨げになった可能性があります」
出火原因は何が考えられるのでしょうか。
目撃者
「天井の方から炎が噴き出し、入り口の周囲から勢いよく(炎が)噴き出していた」
現地当局によりますと、火災の暫定的な原因は天井裏のエアコンで発生した電気系統のショートとみられています。
一気に暑くなり、日本でも出番が増えたエアコン。ただ、延長コードを介して、専用コンセントを使用しないと最悪の場合は発火する恐れもあり、注意が必要です。
元麻布消防署署長の坂口さんは燃え広がった要因として「ある現象」を示唆します。
麻布消防署元署長 坂口隆夫さん
「フラッシュオーバー現象が起きたということも考えられる。飲食店は演奏をやっていると、壁に防音材としてですね、ウレタン等が使われていた可能性がある。ウレタンからもですね、可燃性ガスが発生するんですね。それで一気にそれに火が付いて着火するとですね、爆発的に燃え出す」
外務省によりますと、現時点で日本人の被害は確認されていないということです。
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