世界が注視するホルムズ海峡の通航について、イランの外相から気になる発言がありました。
アラグチ外相
「もし日本がホルムズ海峡を通過するために接触してくれば、イランは通過を支援する用意がある」
日本船舶の通過を支援。果たして、この発言の狙いはなんなのでしょうか。かつて駐日大使を務め、漢字の名刺も作っていたアラグチ外相はどのような人物なのでしょうか。
■イランの狙いは? アラグチ外相とは
イランが事実上の封鎖を続ける、ホルムズ海峡。通航料におよそ3億円…。イギリスの海運情報会社によるとこれまでに少なくとも9隻の船が「安全回廊」と呼ばれるルートで通航しているといいます。
アラグチ外相
「海峡自体は開かれています。ただし我々に攻撃を行った敵国及び、その同盟国に対して閉ざされています」
イランのアラグチ外相は、共同通信の取材に独自に答え、日本の通航について言及しました。
アラグチ外相
「もし日本がホルムズ海峡を通過するために接触してくれば、イランは通過を支援する用意がある。海峡通過への支援は、日本の外相と前回行った協議で議題となった。この議題は日本側と話し合っている」
封鎖の一時解除に向け、すでに日本側と協議に入ったと明言。これに対して茂木外務大臣は、22日の民放のテレビ番組で日本の船舶のホルムズ海峡通過について、イランのアラグチ外相との電話会談では「話していない」と述べ、政府関係者も「協議に入っている事実はない」と否定しています。
発言したイランの外相は、どことなく日本の苗字のような響きのアラグチ外相です。
日本にいた時のアラグチ外相の名刺は自分の名前を漢字で表記しています。
新、久、地。3つの漢字でアラ、グ、チ、とつけていました。
中東情勢に詳しい高橋和夫さんはアラグチ外相の名刺について…。
国際政治学者 高橋和夫氏
「新しい、久しい、地面の地。日本人の名前みたいに響くのに気が付いて、普通は荒々しいに口。丁寧な人ですから…日本という新しい土地に来て、新しい人間関係を作る、外交をやる、意気込みが伝わってくる漢字を当てられている」
茂木外務大臣
「親日家であり、名前も「アラグチ」と、新(new)久(eternal)地(land)」
茂木氏が去年、外務大臣に就任した時は…。
アラグチ外相のXから
「茂木敏充外務大臣のご就任を心よりお祝い申し上げます。二国間及び国際社会上の両国が共有する目標の実現に向けて大きく前進することを期待しております」
自らのSNSにペルシャ語ではなく、日本語でわざわざメッセージを投稿しています。
東日本大震災では、被災地で炊き出しの支援する場面も。
■“日本船の海峡通過”認める用意?
今回の発言は、何を意図しているのでしょうか。
国際政治学者 高橋和夫氏
「イラン側としては国際法に反して海峡を完全に封鎖する、そんな無茶(むちゃ)はしていなくて、ちゃんと通す船は通している、中国も通っている、だったら日本もどうぞというのがイラン側はまともな国だと訴えるのがひとつ。日米間を引き裂いて、日本があまりアメリカ寄りになったり、自衛隊を派遣したり、そんなことがないようにしたい気持ちがあると思う。日本が半歩でもイラン寄りになってくれたらという気持ちがあると思う」
通航することになれば、イランの革命防衛隊の妨害は起こらないのでしょうか…。
国際政治学者 高橋和夫氏
「恐らくアラグチ外相は、そんなに自分1人で走る人ではないので革命防衛隊と話をつけて、ここはこういうふうにいってみたいと話していると思う」
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