石油価格が高騰するなか、卵が過去最高値を更新しました。いつ買えば安くなるのかスーパーを取材しました。
■卵が過去最高値を更新
中東情勢の緊迫により懸念される“食品の値上がり”。
17日、埼玉県内の地域密着型のスーパーを取材すると…。
ヤオヒロ 東店 藤井正仁店長
「こちらが卵コーナー」
「(Q.値段は?)税抜きで188円、税込みで204円。ひと家族1パック限り。毎日この値段で売っている」
食卓に欠かせない卵の価格は“スペシャルプライス”と書かれ、Mサイズ10個入りで1パック税抜き188円、税込みで204円です。
17日午後、農林水産省が発表した食品価格動向調査では、卵の平均販売価格は前の月よりも1円高い309円です。過去最高値を更新しました。
高騰が続く卵を平均より大幅に安く毎日販売する訳は…。
ヤオヒロ 東店 藤井正仁店長
「毎日来て下さるお客様に牛乳、卵、食パン、コメなどはできる限り安く提供して家計応援」
2パック目以降も税込み258円。買い物客が次々とかごへ入れていきます。
80代の人
「助かる、毎日食べるものだから」
70代の人
「朝の玉子焼き。みそ汁やスープにといて入れる。(ここは)安い、他のところよりも安い」
居酒屋店長だと言うの男性は卵を12パックも購入。店で提供する卵料理に使うといいます。
Mサイズの卵120個分で約3000円です。
居酒屋の店長
「かなり助かる」
オープン時にはカートいっぱいに詰まっていた卵が5時間後にはほとんどが売れるほどの人気です。
ただ、買い物客からは中東情勢の影響を心配する声も…。
70代の人
「もちろん不安、食品は高くなっちゃうから、なるべく安く選んで買おうとしている」
店側も卵や肉などメインの生鮮食品に価格高騰の波が押し寄せているなかで中東情勢の悪化を懸念します。
ヤオヒロ 東店 藤井正仁店長
「石油が上がれば色んなものが上がってくる。仕入れする価格には降り掛かってくるので懸念」
17日に発表された鶏もも肉の平均販売価格は151円。高止まりが続いています。
さらに、原油価格の高騰によって石油製品であるトレーやニワトリを飼育する光熱費の値上がりが見込まれます。
ヤオヒロ 東店 藤井正仁店長
「(鶏は)ハウスで育てているので、石油が上がるとコストが上がってしまう。配送コストがどうなるのか(今後の)懸念点」
■石油高騰で卵や肉も値上げへ
都内の養鶏場では、中東情勢の悪化ですでに配送コストが跳ね上がっています。
浅野養鶏場 浅野敬貴代表
「一番大きいのはガソリン代。ガソリン代が2割増しに」
手間を掛けて飼育しているのはブランド地鶏の“東京しゃも”です。
これまでの物価高の影響で出荷価格を15日から1キロあたり30円値上げしました。ニワトリの卵も来月から1キロあたり20円値上げすることを決めました。
浅野養鶏場 浅野敬貴代表
「値上げはしたが、中東情勢を見越したものではなく、物価に合わせて上げただけ。たぶん追い付かない」
“しゃも”の配送は養鶏場がある東京・あきる野市から高速道路で埼玉県まで行き、そこから一般道で茨城県にある処理場へ。
週に2回、夜明け前に出発し、約100キロの道のりを走ります。
ガソリン代の高騰で1回の輸送コストが約5000円増えているといいます。
搬送先の鶏肉加工業者も光熱費の値上がりを危惧します。
泉屋食品 高橋英樹専務
「加工品を作るのにはボイラーを一日回しっぱなし。(灯油が)10円、20円上がると大きいダメージ。(灯油は)1週間で200リットル使っている」
養鶏場のトラックは帰り道にガソリンスタンドへ。軽油を53リットル補給すると…。
浅野養鶏場 窪田一さん
「(Q.金額は?)もう約1万円。軽油でここまでいくと厳しい。値段を上げないように頑張っているが、商品に転嫁しないと経営は厳しい」
最高値を更新した卵や高止まりが続く精肉。こうした食材を安く買う方法がスーパーの取材で見えてきました。
■卵や肉も値上げへ 安く買うには?
埼玉県内のスーパーで夕方から始まったタイムセール。トマトは約40円引き、豚肉は約100円引き。水曜日が定休日のため、売り尽くしの特売です。
ヤオヒロ 東店 藤井正仁店長
「常に新しいものを売りたい。定休日の前は一切、商品を残したくない」
一般的にタイムセールや定期的に開催される特売の情報などをチェックすることで食材を安く買うことができるといいます。







































