アメリカとイスラエルによるイランへの攻撃。イランも反撃し周辺国にも被害が相次いでいますが、そんななかトランプ大統領が日本時間の1日朝、自身のSNSに「イランの最高指導者・ハメネイ師が死亡した」と投稿しました。そのおよそ4時間後には、これを認めるかたちでイランの国営メディアがハメネイ師の死亡を発表しました。混沌とするイラン情勢は今後どうなっていくのか、世界中で緊張が高まっています。
■「ハメネイ師殉教」キャスター号泣
イラン最高指導者の死は国営メディアでも涙ながらに伝えられました。
イラン国営放送のキャスター
「偉大なるハメネイ師は殉教された。天に召された」
ハメネイ師は86歳で、1989年からイランの最高指導者として軍や政治などを掌握。アメリカとの対立路線を推し進めてきました。
イラン最高指導者 ハメネイ師
「アメリカは内政干渉している。どんなミサイルを持って、どんなミサイルを持つなと言う。これはイランが決めることであり、アメリカが決めることではない」
また、イランは核開発を巡ってもアメリカと激しく対峙(たいじ)してきました。
そのさなか…。
アメリカ トランプ大統領
「イランは何十年にもわたって核合意を拒否した。核開発の野心を放棄するあらゆる機会を拒否した。我々は容認できない」
イランの現政権の転覆を図る意図を鮮明にし、アメリカとイスラエルはイランに対する攻撃を開始しました。
この攻撃により、革命防衛隊トップのパクプール司令官も死亡したとイランの国営メディアは伝えています。
ただ、被害は民間人にも広がっています。
イラン革命防衛隊の軍事基地近くにある女学校も空爆の被害を受け、生徒148人が死亡したと伝えられています。
イランでは、反米デモが広がっています。
反米デモ参加者
「イスラエルに死を、アメリカに死を。我々は立ちはだかる、倒してやる」
「ハメネイ師を殺しやがって、後悔させてやる。地上から消してやる、全世界に見せつけてやる。神は偉大なり」
■「みんなお祝い」歓喜のイラン国民
一方で喜びの声をあげるイラン国民もいます。
喜ぶイラン国民
「ハメネイが死んで、皆お祝いのために外に出ているぞ。地下に潜っているネズミ(ハメネイ)はバイバイ」
■イラン反撃 降り注ぐミサイル
イランは即座に反撃しています。
エルサレム上空では空襲警報のサイレンが鳴り響き、イスラエル・中部テルアビブではミサイルが着弾し炎が立ち上がりました。
さらに、中東各地に展開するアメリカ軍施設を標的とした攻撃も実施。
カタールではイランのミサイルを迎撃する様子が捉えられていました。
■「戦争犯罪」安保理で非難の応酬
ペルシャ湾岸地域は一気に緊迫感が増しています。
石油輸送の要衝であるホルムズ海峡が封鎖されたという報告があり、影響が懸念されています。
事態を受け、国連では緊急の安全保障理事会が開催されましたが、激しい応酬となりました。
アメリカ国連大使
「世界の安全保障の問題だ。その目的のためアメリカは合法的な行動を起こしている」
イラン国連大使
「これは単に侵略行為であるだけではなく、戦争犯罪、人道に対する犯罪である。イランは断固として躊躇(ちゅうちょ)なく自衛権の行使を続けていく」
グテーレス事務総長
「緊張の緩和と敵意の即時停止を私は求めます」
ロシアと中国は軍事行動の拡大に強い懸念を示し即時停戦と外交的解決を求めましたが、具体的な決議採択には至っていません。
緊張は連鎖的に拡大し、世界は今、重大な局面を迎えています。
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