「奇祭」として知られる岡山県のはだか祭りで事故があり、今も3人が意識不明の重体となっています。伝統の祭りで何が起きたのか。番組が取材した参加者は「異変」を感じていました。
■なにが?過去には死亡事故も
異様な熱気に包まれる本堂。数千人の「裸衆」が次々となだれ込んできます。
福を呼ぶとされる「宝木(しんぎ)」を激しく奪い合う人たち。この前後で事故が起きたとみられ、参加した男性3人が意識不明の重体です。
「天下の奇祭」と呼ばれる伝統の「はだか祭り」で、いったい何が…。
祭りの参加者(60代)
「ばあーっと皆が重なっているから、何かが起きていると皆がよけた時に人が一番下で下敷きになっていた」
これまで30回ほど祭りに参加しているという男性は異変を目の当たりにしていました。
■天下の奇祭 参加者感じた異変
21日夜、岡山市の西大寺観音院で行われた“はだか祭り”。
500年前の室町時代から続くとされる伝統行事「西大寺会陽(えよう)」です。
多くの観衆が見守るなか、参加者6人がけがをして搬送される事態が起きました。
ふんどし姿の裸衆が階段を上り本堂へ。祭りには約1万人が参加していたということです。
隙間がないほど、ひしめき合っています。
午後10時、明かりが消され、福を呼ぶとされる宝木が投げ込まれると激しい争奪戦が始まります。
祭りの参加者(60代)
「床の上が4000人くらいでいっぱいになって、浮いてくる人もいれば足がついたりつかなかったり、相当な圧迫がある」
「皆が重なっているから『これは危ない』『何かが起きている』皆がよけた時に人が一番下で下敷きになっていた」
この時、本堂から階段のほうに参加者がなだれを起こしていました。
警察と消防によりますと、40代から50代の男性3人が現在も意識不明の重体です。
祭りの参加者(60代)
「心臓マッサージを始めた人の前にもはさまれて困っている人がいたので、引っ張り出すのを手伝ったがまだその下に人がいた。1人2人じゃなくて何十人もいた」
祭りの主催者は再発防止に向け、「警察などと問題点を把握して改善していく」としています。
祭りの参加者(60代)
「重体になった人は良くなることを願うしかない」



