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交際相手に他人の前科の情報を漏らしたとして、静岡地検沼津支部に勤務していた男性検事(35)が略式起訴されました。男性検事は懲戒免職されています。
男性検事は静岡地検沼津支部に勤務していた去年6月、交際相手の女性とトラブルになっている人物の前科に関する情報を漏らした国家公務員法違反の罪で略式起訴されました。
略式起訴時点で男性検事が勤務していたさいたま地検によりますと、男性検事は、検事の立場を誇示して交際相手の関心を引くために、静岡地検沼津支部の端末から前科の情報を得たということです。
男性検事は26日付で罰金30万円の略式命令を受け、すでに罰金を納付しています。
また、さいたま地検は26日付で男性検事を懲戒免職処分にしました。
さいたま地検は「検察に対する信頼を大きく損なわせるもので、国民の皆様におわび申し上げます」とコメントしています。
これを受け、最高検は26日付で全国の検察庁に対し、検察官の綱紀の保持と徹底を促すための通知を出したと明らかにしました。
また、すべての検察官を対象とした倫理研修を来年度以降から始めるとしています。
10月に千葉地検の検事が懲戒処分を受けるなど検察官を巡る一連の不祥事について、最高検の山元裕史次長検事は「直ちにこれらの事案を分析し、検察官としてどういう倫理観を持つべきなのか、国民からどのような権限を与えられているのか、それをどのように行使すればいいのかなどを検察官に徹底する」と述べました。







































