今年の卵の平均価格　過去最高の324円　鳥インフルエンザ対応で供給量回復せず

　今年の卵の平均価格が過去最高を更新したことが分かりました。

　JA全農たまごによりますと、東京エリアのMサイズの卵1キロあたりの今年の平均価格は324円と去年を97円上回りました。

　いわゆる「エッグショック」で価格が高騰した2023年の306円を上回り、日本養鶏協会が1989年に調査を開始して以来、過去最高を更新しました。

　去年の秋から今年の初めに流行した鳥インフルエンザの影響で、全国で卵を産むニワトリのおよそ6.5％に相当する841万羽が殺処分され、供給量が回復していないためです。

　今シーズンも鳥インフルエンザの発生が相次いで確認されていて、供給量が回復しなければ、価格が高止まりする恐れがあります。