年末年始も休んでくれない物価高の波をどう乗り切るのか。そこで見つけたのが“お得スポット”。詰め放題だけじゃありません。
■1回500円 リンゴのせ放題
茨城県の道の駅「常総」で開催されていたのは、1回500円の「リンゴのせ放題」イベント。
1個200円相当の「サンふじ」と「名月」が30秒間、乗せ放題で、ザルの上に残ったリンゴをゲットできます。平均は8個ほど。
■ネギつかみ取り 参加費1回400円
さらに、大量のネギが…。
実は、茨城県は全国トップクラスのネギの生産量を誇ります。
開催されていたのは1本60円相当のネギのつかみ取り。
参加費は1回400円です。使っていいのは片手だけ。つかめた本数をゲットできます。
鍋の食材を調達したいと参加した夫婦。妻が夫に猛プレッシャーを掛けます。
妻
「最低10本、最低10本」
夫
「いける？」
妻
「いけるいける。あなたならいける。もうちょっと頑張れない？めっちゃあるじゃん」
夫
「11、12…13、14、15、16」
妻
「すごい！我が家の家計の足しに」
見事16本の大収穫。参加費400円を引いても560円分をお得にゲット。見事、妻の期待に応えることができました。
■格安の理由は？
リンゴやネギが格安でゲットできる理由は…。
道の駅「常総」 西村陽太さん
「輸送中に傷付いてしまった商品。市場には出回らないが、こういったところでお得に楽しめるイベントができれば」
この道の駅「常総」では27日から特売を開始。干し芋の詰め放題やミカンの詰め放題などお得なイベントを開催予定です。
■全30種類 おすしの選び放題
一方、埼玉県のスーパー「生鮮漁港 川越」でもお得なイベントが…。
利用客
「1カ月に1回買いだめを」
「品物安い、新鮮、おいしいです」
ミカンは9キロで2000円。旬のハクサイ1玉200円に、豚小間は100グラムでたった69円。
さらに皆さんが見ていたのは大人気、全30種類のおすしが選び放題。
利用客
「1貫78円。平貝が良いですね、高級ですよ。安いと思います」
サーモンもマグロの赤身もウニも30種類すべて1貫78円、詰め放題。
利用客
「すし屋さんに行ったらこんな値段じゃ食べられないし、安くておいしくて新鮮！」
■“格安”の理由は？
すべての品がお買い得。一体なぜ、こんなにお得な値段で販売できるのでしょうか。
生鮮漁港川越「古賀商店」 大畑孝雄さん
「場内に取引先がある。すぐに持ってこられるから運賃がかからない」
実は店が市場に隣接しているスーパーだったんのです。
早朝に市場に届いた食材がすぐに店頭へ。これが新鮮で値段も安い理由。そんな店内で、ある光景が…。
■マグロが無料に！？ じゃんけん大会
午前11時半になると、生鮮売り場に人だかりが…。
店員
「マグロの解体ショースタート！」
始まったのは長崎県産60キロの本マグロの解体ショー。客の目当ては、これだけではありません。
店員
「じゃんけん大会をやっていきたいと思います」
さばきたての1つ3000円相当の「カマトロ」2つと「中落ち」2つを、なんと無料でゲットできるじゃんけん大会。集まった約60人の客の中で幸運をつかめるのは4人だけ。
店員
「最初はグー、じゃんけんポン」
見事カマトロを手に入れた女性は…。
カマトロを勝ち取った客
「焼いても良いし、生でも良いし。存分に楽しみたいと思います」
中落ちを見事、ゲットした女性は…。
中落ちを勝ち取った客
「すごいラッキー。やっぱり丼かな。今年最後のラッキーかな。ツキも終わっちゃうのかな、逆に心配だけど」
市場の隣だからこそできるお得なイベント。ただし、じゃんけんに勝てなくても安心して下さい。さばきたての新鮮なマグロの赤身が1棚なんと1000円で販売されるのです。
26日からは年末の特売も開催。特売中いつ行けばお得なのか聞いてみました。
生鮮漁港川越「古賀商店」 大畑孝雄さん
「31日に残ったら困るものは売り尽くす。31日が午後6時閉店なので、その直前に値引きを行っている。売り尽くす商品はその日によって違うので何が値引きになるかは分からない」
