4時間待ちでも観覧時間はわずか1分。返還が来月に決まった東京・上野のパンダに多くの人が殺到しました。
一心不乱に竹を食べる雌のレイレイ。外の状況など知る由もありません。
昼には240分待ちの状態となり、午後1時には16日の受付を終了しました。
場内アナウンス
「本日ジャイアントパンダはご覧になれませんので、あらかじめご了承のうえ…」
愛知県から来た男の子は、あきらめきれません。
母
「また機会があったら来たいと思います」
最終日は来年1月25日です。なんとか会えた人も16日からは1分間という時間制限があります。
一日に会える人数は限られ、23日からはインターネットでの予約制に。来年1月14日からは抽選となります。
毎日パンダを撮り続ける写真家 高氏貴博さん
「短い時間の中で連写して撮っているので4000枚くらいになる」
毎日、上野に通ってきた写真家の高氏さん。16日は4000枚の写真を撮ったそうです。
毎日パンダを撮り続ける写真家 高氏貴博さん
「(双子パンダは)家族同然の存在なので、大事な家族を中国に留学に送り出すような気持ちでいる。『いってらっしゃい』と笑顔で送ってあげたい」
高氏さんは1分の制限時間をどう使うのか。
毎日パンダを撮り続ける写真家 高氏貴博さん
「活発な時間帯には右・左に動いてくれるので、正面の可愛い顔はもちろん、後ろ姿から何からも、全部が貴重な瞬間なのでしっかり記録したい」
来年2月からは半世紀ぶりのゼロパンダ状態です。
上野動物園 鈴木仁飼育展示課長
「いつでも新しいパンダが入ってきても大丈夫なように(パンダ舎は)そのまま保持していく予定」
中国国営放送「CCTV」の記者から質問も飛びました。
CCTV(中国国営放送)の記者
「シャオシャオとレイレイが中国に返還されるが、何か言葉あればお願いします」
上野動物園 鈴木仁飼育展示課長
「シャオシャオとレイレイには『本当にありがとう』という言葉に尽きる。上野動物園で生まれた初めての双子のパンダ。健康に育てるのはとても大変だったが私たちに喜びや驚き、色んなものを与えてくれました」







































