いよいよ年の瀬が迫るなか、年末年始の買い物はいつ買うのがお得なのか調べてきました。
物価高の今、年末年始の買い物をお得にする裏技がありました。
食料品、家電、旅行、3つのカテゴリーのプロが買い物術を伝授。これを見れば懐事情が変わるかもしれません。
まずは年末に需要が高まる食料品。教えてくれるのは、おなじみの秋葉社長。食材ごとに買い分けるのがコツ。まず、野菜は…。
アキダイ 秋葉弘道社長
「日持ちする野菜は早めに買う。クリスマスが一つのキーワード。クリスマス明けに歳末特売とかをよくやる。品質は年末に買っても変わらないんで、（早めに）買ってもらってしっかり保管」
年末は市場が閉まり、仕入れが止まるため、野菜の価格は年の瀬に向けて上がる傾向にあります。だからこそ、日持ちのする野菜はクリスマスごろが買い時だといいます。
特にサトイモは、さらに早めに買う理由が…。
アキダイ 秋葉弘道社長
「今年はサトイモが大きなポイントになる。流通量少ないという状況、そうすると相場が上がる。12月の半ばから20日までにお正月分は確保」
一方、肉や魚は買うべき日がはっきりしています。
アキダイ 秋葉弘道社長
「年内最後の特売は29日に肉の日にやる可能性。1、2割安く買える。お刺し身ありますけど、31日に買うべき。値引きされるのはだいたい夕方の4時から5時ぐらい」
整理すると、日持ちのする野菜は25日以降。ただし、サトイモは20日までに。肉は29日、魚は31日と、日ごとに買い分けるのがポイントです。
続いては家電。節約アドバイザーの丸山さんによりますと、「穴場の月」があるといいます。
節約アドバイザー 丸山晴美さん
「2月がおすすめ。2月は寒い時期なので客足が伸びない。値段交渉がしやすくなる時期とも言われている」
そこで、交渉術を教えてもらいました。
節約アドバイザー 丸山晴美さん
「値引き交渉のキラーワードは『他店舗よりも高い、他店舗のほうが安く売られている』と根拠を示すチラシとか価格比較サイトの情報を提示することで安くなることがあります。もう一つは、一つで買うのではなくて複数まとめ買いをすることで値引き交渉がしやすくなる」
ただし、注意することも…。
節約アドバイザー 丸山晴美さん
「メーカーによっては指定価格といってどこで買っても値段が同じ。それは価格交渉、値引き交渉はできない」
ちなみに、新商品が出る前は「型落ち家電」が安くなる傾向にあるといいます。テレビやカメラなどの黒物家電は5月から7月。冷蔵庫や洗濯機など白物家電は8月から10月が狙い目です。
そして、最後は年末年始の旅行について。旅行のプロ・鳥海さんによりますと、今年は例年とは違う動きが出ているといいます。
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗さん
「年末年始おすすめスポットは京都などの都市部の地域。今、中国人観光客が減少しているということで、場所によってはすでに2割、3割以上ホテル価格を下落して販売しているケースも」
実際、大阪のホテルでは…。
Just Sleep 大阪心斎橋 セールスマネージャー 林俊銘さん
「（中国の渡航自粛で）毎日20件のキャンセルが出ている」
5分の1の部屋が日々キャンセルに…。ホテルは売り上げを取り戻すため、平均で5000円から1万円ほど値下げして再販売しています。
こうした傾向は中国人観光客が多い東京や京都など都市部で起きているといいます。
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗さん
「京都市内のホテルは12月中旬の平日シングル6000円台に下がっている」
一方、海外旅行。円安でも行きやすい場所がありました。
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗さん
「おすすめなのが韓国、台湾。為替の円安は進んでいるが、物価水準があまり高くない。激安の旅というより、日本と同等で異国の文化を味わう旅ができる」
また、韓国、台湾などは格安航空の便数も多いため航空券が安く、旅行サイトの比較もしやすいといいます。
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗さん
「台湾については小籠包やルーローハン、飲茶を含め中華を食べながら、韓国についてはサムギョプサル、ビビンバ、チジミ、こういったものを食べてリラックスした時間を過ごすのもおすすめ」
最大9連休の年末年始。海外旅行の費用を安く抑える裏技もありました。
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗さん
「最大9連休の中の真ん中を上手に使うことで、少しでもお得に行けるという状況がある。みんな5日仕事始めだから、帰りの3、4日は集中。行きも皆26日でほぼ終わりなので27、28日に集中が激しい。真ん中を上手に活用することが、少しでもお得に旅行にいくのに海外旅行については大事になってくる」
ということで、鳥海さんおすすめ。海外旅行の日程は、30日に出国、1月2日に帰国だそうです。
