8日、青森で起きた震度6強の地震は、青森県、岩手県、北海道などで被害が確認されています。初めて発表された「後発地震注意情報」には、関東の茨城県、千葉県も含まれています。
■気象庁「特別な備え」呼びかけ
青森県八戸市の酒店に設置された防犯カメラは、棚に並べられた酒瓶が何本も床に落ちる瞬間を捉えていました。
ひろがる酒店 松下真之助代表
「漠然と不安ではある。また同じレベルの(地震)が来てしまうと、同じことになってしまい、すごく困るので」
地震が発生した当時、SNSでライブ配信をしていた男性は、座っているのがやっとの状態でした。
「体感したことないレベルの揺れだったので、死んでもおかしくないなと思った」
震源は青森県東方沖で、マグニチュードは7.5。震源の深さは54キロメートルと推定されています。
これまでに北海道で11人、青森県で36人、岩手県で4人、合わせて少なくとも51人がけがをしました。
陥没した国道に車が転落。運転していた男性は痛みを訴え病院に搬送されました。
八戸市内のショッピングセンターでは、天井の破片とみられる大きな落下物が積み重なっていて、一部はクリスマスの飾りも押しつぶしてしまっています。
気象庁は今回の地震を受け、初めて「後発地震注意情報」を発表。これは日本海溝・千島海溝付近でマグニチュード7.0以上の地震が起きた場合、その後に起きる可能性がある大きな地震への警戒を強めるものです。
7つの道・県合わせて182の市町村が対象で、茨城県や千葉県といった関東も含まれています。
対象の地域に住む人は大地震や津波に備えて、家具の固定や避難場所の確認といった地震対策を見直し、寝る時に外に出られる服装でいるなど「特別な備え」が呼びかけられています。
呼びかけは16日の午前0時まで続きます。
(「グッド!モーニング」2025年12月10日放送分より)







































