18年前の殺人事件で新たな情報です。2007年にタイで日本人女性が殺害された事件で、捜査当局は新たにフランス人男性の似顔絵を公開しました。
■時効まで2年 日本人殺害で新事実
18年前、タイで奪われた娘の命。
智子さんの父親 川下康明さん(77)
「犯人が一日も早く捕まるよう、お願いしました」
2007年11月、1人でタイを旅行していた川下智子さん(当時27)。何者かに首を刃物で刺されて亡くなりました。
世界遺産の古代遺跡群で知られるタイ北部の観光地・スコタイ。丘の上に建つ石仏に向かう道の脇で智子さんは見つかりました。強盗目的の犯行とみられています。
川下康明さん
「楽しい思いをして『タイの人はいい人ばかり』と言ってたのに、最後のここで裏切られて、何とも言えない気持ちです」
智子さんが倒れていた場所の近くには、石を積み上げた碑が設けられています。
川下康明さん
「犯人には自分がやったことの償いをやってもらうのが一番大事です」
25日の命日を前にタイを訪れた父親の康明さんは、警察幹部らと面会。事件の早期解決を訴えるとともに、2年後に迫った殺人罪の時効を撤廃するよう求めました。
タイの捜査当局は智子さんのズボンから検出された犯人のものとみられるDNAをもとに捜査を続けていて、6月には事件を目撃した可能性があるフランス人男性の似顔絵を新たに公開しました。
■遺族「名古屋の解決で勇気を」
康明さんが気持ちを新たにしたのが、DNAが決め手で容疑者逮捕となった26年前の名古屋主婦殺害事件です。
川下康明さん
「あの事件で非常に私たちにも勇気を与えていただいたと」
康明さんは事件の解決を願っています。
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