駅員が電車を無免許運転 「運転させてくれ」強引に…

駅員が電車を無免許運転 「運転させてくれ」強引に…

15 回視聴・2 時間前

 岐阜県などを走る養老鉄道を免許を持たない人物が運転していたことが発覚しました。

養老鉄道
「駅係員が強く懇願した。それを運転士も拒否し切れずに容認してしまった」

 無免許運転はなぜ起きたのか…。

 駅に着いて運転士が立ち上がった瞬間、無断で運転席に座ったのは免許を持たない20代の駅員でした。

無免許の駅員
「運転したいからさせてくれ」

 こう頼み込んできたという駅員。運転士は断り切れずに自分が横に立ち会うことで運転させたといいます。

養老鉄道
「駅係員はやや気が強めで、容認した運転士はちょっとおとなしい力関係」

無免許の駅員(鉄道会社の聞き取り)
「運転士になりたい夢があった」

 無免許運転が行われたのは1駅。電車には10人の乗客が…。

 さらに翌月にも別の運転士に頼み込み、今度は5駅運転しました。

 駅員は過去に2度、運転士の訓練を受けていましたが、そのたびに「家族に不幸があった」として中断。同僚たちも同情していたといいます。ところが…。

養老鉄道
「不幸ごとがあったのは全部、虚偽だと分かりました。死亡診断書も自分で病院の名前、医者の名前を勝手に書いて。運転士になりたいと言い続けていたが、なぜこんなことをしたのか分かっていない」

無免許の駅員(鉄道会社の聞き取り)
「やってはならないことをしてしまった」

 養老鉄道は、この駅員を通常業務から外し、処分を検討しています。