販売規制の市販薬成分の拡大へ「オーバードーズ」問題受け 厚労省

販売規制の市販薬成分の拡大へ「オーバードーズ」問題受け 厚労省

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 若者の間で薬を一度に大量摂取する「オーバードーズ」が社会問題になるなか、厚生労働省は販売規制の対象となる市販薬成分の範囲を拡大する方針を示しました。

 市販薬を巡っては、せき止め薬に含まれる「メチルエフェドリン」など6成分が「乱用等のおそれのある医薬品」に指定され、原則1人1箱にするなどの販売規制が設けられています。

 厚労省は11日、さらに2成分を規制の対象とする案を専門家らが参加する審議会で示しました。

 具体的には、せき止め薬成分の「デキストロメトルファン」とアレルギー薬の成分「ジフェンヒドラミン」で、厚労省の調査事業では「直ちに乱用等のおそれのある医薬品に指定すべき」と見解をまとめていました。

 今後、パブリックコメントを行い、さらに議論を深めたうえで、新たな規制を盛り込んだ改正法の施行を来年5月1日に予定しています。