フジテレビ安田取締役が辞任　事実と異なる経費精算が確認され

　フジテレビの安田美智代取締役が7日付けで辞任しました。安田氏について、事実と異なる経費の精算が複数確認されたということです。

　フジテレビによりますと、安田取締役を巡っては今年9月中旬に不適切な経費の精算の疑いが見つかり、外部の専門家も加わり詳細な調査が行われていました。

　その結果、会食の費用や物品の購入について事実と異なる経費精算が複数行われていたことが確認されました。

　安田氏は不適切な精算を認め、返金の意向を示すとともに取締役の辞任を申し出たということです。

　フジテレビでは改めて取締役全員について経費の使用などの調査を行いましたが、安田氏のほかに不適切な事案は確認されていないとしています。

　安田氏は1992年にフジテレビに入社し、報道や経営企画を担当した後、ことし3月にフジテレビの取締役に就任し、6月の株主総会で親会社の取締役にも選任されました。