きょうは文化の日です。この3連休、地域の歴史・文化に触れる機会も多かったと思いますが那覇市を舞台に行われたのは「首里城復興祭」です。
正殿の完成までおよそ1年。復興を願う人々の思いとまつりの模様をお伝えします。
那覇のまちが華やかに彩られました。正殿の復元が来年に迫る中、今年もその復興を願う「復興祭」が開かれました。
北谷町・浜比嘉兄弟「御開門(うけーじょー)!」
まつりの始まりを高らかに告げたのは元気な声!首里城の朝恒例の開門の儀式に、子どもたちが挑戦しました。
北谷町・浜比嘉咲乃さん(小5)「貴重な体験をさせてもらって本当にうれしい」
人々が見つめる先に、登場したのは今年度の国王・王妃役です。風に揺れる衣装の向こうには、真新しい正殿が顔を覗かせています。
来園者は、焼失から6年ぶりに全貌を現した「島のシンボル」を堪能している様子でした。
琉球王朝絵巻行列では総勢450人の一行が、訪れた人たちをロマンあふれる王国時代へと誘いました。
大阪府からの来場者「凄く楽しい。みんな熱狂的で力貰えます」
豊見城市からの来場者「こんなにすごいと思わなくて楽しかった。見に来てよかった」
浦添市からの来場者「すごかった」「家族で見られて歴史を感じられてよかった」
復興祭には平成・令和と復元に携わってきた技術者の姿も。建築士の平良啓さんです。
平成から首里城の復元に携わる建築士平良啓さん「亡くなられた方が多くて(復元に携わった)先輩方。あの人たちの努力の上に我々が乗っかっている感じじゃないかな。今は外観のみだが華やかな正殿が見られて感動している」
夕暮れ時。那覇の中心部にあかりを手にした人々の姿が。復興への「うむい」を光に託し首里城へと届けるランタンウォークです。およそ4kmの道のりを1000人の参加者が歩きました。
豊見城市からの来場者「あと1年で(正殿が)完全に出来上がるということで、ニュースをずっと見ているから、いつも気にしていたから、この関連の催しと言うことでだー行こうと出てきましたから」
浦添市からの来場者「首里城が見えたときはやっぱりうれしかった」「初めて歩いたしきつかったけど最後まで歩いた価値があった」
那覇市からの来場者「復興した姿を見られるのがすごく楽しみ」
みんなの思いとともに。首里城正殿の完成まで、あと1年です。















