アメリカのトランプ大統領と中国の習近平国家主席の会談が韓国の釜山で始まりました。緊張の緩和に向け、歩み寄ることはできるのでしょうか。
首脳会談は30分ほど前から韓国の空軍基地の中で始まりました。
冒頭、トランプ大統領は「きょうの会談は成功する」と、成果に自信を見せました。
アメリカ トランプ大統領
「我々の会談は大成功となるだろう、疑いはない。だが彼は非常に手ごわい交渉相手だ。我々は互いをよく知っている」
トランプ大統領は「習主席は偉大な国の指導者であり、長期にわたって素晴らしい関係を築いていける」と述べましたが、会談に先立って自身のSNSに「国防総省に核実験を開始するよう指示した」と投稿し、中国を牽制(けんせい)しました。
CNNによりますと、核実験を実施すればおよそ30年ぶりとなります。
第2次トランプ政権になって対面では初となる今回の会談では、関税やレアアースの輸出規制などを巡って、緊張の緩和につながる合意ができるかが焦点となります。
トランプ大統領としては米中が100%を超える関税をかけあう事態は避けたいのが本音で、レアアースの輸出規制を巡っても、一定の譲歩を得たいところです。
しかし、レアアースで圧倒的なシェアを持つ中国の対抗措置はトランプ大統領にとって「誤算」だったといえ、中国との新たな力関係を試す場となりそうです。
This programme includes material which is copyright of Reuters Limited and
other material which is copyright of Cable News Network LP, LLLP (CNN) and
which may be captioned in each text. All rights reserved.









