JR東日本 1日乗車人数2000人下回る路線を公表 36路線71区間で約790億円の赤字

JR東日本 1日乗車人数2000人下回る路線を公表 36路線71区間で約790億円の赤字

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 JR東日本は一日の利用客が2000人未満の路線の経営情報を公表しました。2024年度は36路線で、合わせた赤字額は790億円になります。

 JR東日本によりますと、一日に利用客が2000人を下回る在来線は東北地方を中心に36路線71区間あり、これはJR東日本管内を走る在来線の約4割にあたります。

 このうちの22路線35区間では一日の利用客が500人を下回っています。

 収入から営業費用を引いた収支は全体で約790億円の赤字だということです。

 最も赤字が大きいのは羽越本線の新潟県の村上と山形県の鶴岡の区間で、約55億円の赤字です。

 JR東日本は今すぐに赤字路線を廃止することはないとしていますが、厳しい経営情報を公表することで持続可能な地域交通の確保に向けて地元の自治体などと議論を進めていきたいとしています。