去年の自殺者数は2万320人 前の年から減少も小中高生は最多 若い女性の自殺が増加傾向

去年の自殺者数は2万320人 前の年から減少も小中高生は最多 若い女性の自殺が増加傾向

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 去年1年間の自殺者の数が全体としては減少するなか、小中高生では過去最多となりました。若い女性の自殺が増えていて、厚生労働省は支援体制を整備していくとしています。

 厚労省によりますと、去年の自殺者数は2万320人で、前の年から1500人ほど減少し、統計を始めてから2番目に少ない数字でした。

 一方、小中高生の自殺者数は529人で、過去最多となりました。

 20歳未満では、女性の自殺者数が初めて男性を上回るなど、若い女性の自殺が問題となっています。

 20代の女性では、自殺者の4割以上に自殺未遂歴があり、薬を大量に摂取する「オーバードーズ」によるものが多いということです。

 厚労省は自殺未遂者の支援体制の強化のほか、オーバードーズ対策も進めるとしています。

 厚生労働省は、悩みを抱えている人には、1人で悩みなどを抱えずに「こころの健康相談統一ダイヤル」や「いのちの電話」などの相談窓口を利用するよう、呼び掛けています。

▼「こころの健康相談統一ダイヤル」0570-064-556
▼「#いのちSOS」0120-061-338
▼「よりそいホットライン」0120-279-338
▼「いのちの電話」0570-783-556