29 回視聴・5 時間前
東京オリンピック・パラリンピックを巡る汚職事件で贈賄の罪に問われた広告大手「大広」の元幹部について、最高裁は上告を退ける決定をしました。
大広の元執行役員・谷口義一被告(60)は大会スポンサーに対する契約交渉業務を巡り、組織委員会の元理事・高橋治之被告(81)に約650万円の賄賂を贈った罪に問われています。
1審の東京地裁は「利欲的な目的で請託を繰り返し、大会スポンサーを決定する手続きを歪め、運営に対する信頼を失わせた」として谷口被告に懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
2審の東京高裁も1審判決を支持しました。
谷口被告側は不服として上告していましたが、最高裁は20日付で退ける決定をしました。
これで懲役2年、執行猶予4年の有罪判決が確定します。
一連の事件で最高裁で有罪が確定するのは初めてです。