今年は秋の味覚のキノコが豊作です。
■深まる秋「キノコ鍋」大人気
グツグツ煮える鍋に、たっぷり入った秋の味覚は歯応えのある食感と風味が特徴の「キノコ」です。
東京・表参道にあるキノコ鍋専門店。20日はグッと気温が下がり、店内は鍋を求める客でにぎわいました。
50代の人
「急に寒くなったので、温かいものが食べたくなる。なめこも大きいし、珍しい種類もいっぱい。楽しい」
注目は数十種類のキノコが用意された鍋料理。キノコをじっくり煮だしたスープとの組み合わせは絶品です。
シャングリラズシークレット表参道店 平山卓也さん
「秋の時期が一番キノコの状態も良く、おいしく召し上がれる。なかなか手に入るキノコではなく、見栄えも客が楽しみにしている」
■大盛況! シイタケ狩り
収穫を楽しめる場所も…。
埼玉県のレジャー農園。原木から採れるシイタケ狩りコーナーは大にぎわいです。
群馬県からの親子は“巨大シイタケ”に狙いを定めます。
群馬からの観光客
「でかいのいっぱい取るぞ」
すると早速、発見。手を伸ばし…。
父親
「採れた!採れた!」
息子
「でっか!」
群馬からの観光客
「大きい、店で売っているものより。ちょっと大きいのを5個くらい。チーズで料理してもらおうかな」
こちらの家族は通常の収穫量200グラムを大幅に上回るトータル1キロ超え。袋の数に父もついつい…。
埼玉からの観光客
「食べきれるかな?全部、食べきれる?食べきれるっぽい」
「(Q.シイタケどうする?)せーの、焼いて食べます!」
その場で焼いて食べられるのも魅力です。
東京からの観光客
「旨味がジューシー。いまもう一気に…やばいね。口にブワーっと汁が出てくる」
今年は出来も良いそうです。
小松沢レジャー農園 町田裕さん
「(収穫量は)15から20%増えている。今年は早くから気温も下がってシイタケの生育は非常に好調。涼しい年の方がより味や香りも良い」
■価格安定 いつまで?
そして気になるのはキノコの価格。スーパー「アキダイの」の秋葉社長に聞きました。
アキダイ 秋葉弘道社長
「全般的に見て安い。(黒マイタケなど)100円/100グラムのキノコはまあまあ安い。エノキは300グラム入って100円ちょっと。今年やっぱりすごく暑かった。暑い時はキノコの需要少ない。供給過多になった場面もあるので比較的ちょっと安い場面が多い」
価格安定は、いつまで続きますか。
アキダイ 秋葉弘道社長
「極端に高くなるのは12月後半。あと2カ月くらいは非常にお値打ち。安定した価格で販売できると思う」
出来栄えも価格も安定したキノコ。今年は家計の大きな味方となりそうです。