トランプ氏対中関税引き上げ検討で株安円高に 米中会談中止も示唆

トランプ氏対中関税引き上げ検討で株安円高に 米中会談中止も示唆

 アメリカのトランプ大統領は中国によるレアアースの輸出規制に反発し、予定していた習近平国家主席との会談の中止を示唆しました。

 トランプ大統領は10日、自身のSNSで、中国による新たなレアアース関連の輸出規制について、「とても陰険で敵対的な動きだ」と非難しました。

 トランプ氏は今月末に韓国で開催されるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議に合わせて、習近平主席と対面で会談するとしていましたが、「今やその必要はなくなった」として、首脳会談の中止を示唆しました。

 また、中国への対抗措置として、中国から輸入する製品に対する関税を大幅に引き上げることを検討していると明らかにしました。

 再び米中の貿易摩擦への懸念が高まったことで、ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は前の日の終値に比べ、878ドル下落しました。

 また、外国為替市場では円を買ってドルを売る動きが強まり一時、151円台半ばまで円高が進みました。

画像:トランプ大統領のSNSから

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