公明幹部「連立離脱やむなし」  高市総裁と斉藤代表 このあと会談

公明幹部「連立離脱やむなし」  高市総裁と斉藤代表 このあと会談

 26年間続いた連立が危機的状況に陥るなか、自民党の高市総裁と公明党の斉藤代表がこのあと会談を行います。

 (政治部・小手川太朗記者)
 公明党執行部からは「連立離脱やむなし」の声が高まるなか、新体制となった参院自民党は連携を呼び掛けました。

自民党 松山参院会長
「いろいろございますけど、我々にとっても極めて重要な公明党さんでもあるので、引き続きしっかり連携をとらせていただいて」

 公明党は9日夜遅くまで協議を行い、斉藤代表らに対応を一任しました。

 両党の関係がこじれている最大の原因は「政治とカネ」です。

 公明党は企業・団体献金の抜本的な規制を求めていますが、高市総裁は9日夜に(報道ステーションで)「(規制よりも)透明性が一番大事」と述べ、温度差があらわになっています。

 ある公明党幹部は「自民党が丸のみするしかない」と述べるなど、強気の姿勢を崩していません。

 高市氏は9日、公明党と関係の深い菅元総理に仲裁を依頼しましたが、菅氏は周囲に「今回は無理だろう」と話しています。

 斉藤代表は、先ほどまで西田幹事長と最終協議をしており、周囲には「きょう中に結論を出す」と話しています。