携帯盗難続くロンドンで摘発大作戦 1年で8万台超被害 半数は中国へ密輸・転売か

携帯盗難続くロンドンで摘発大作戦 1年で8万台超被害 半数は中国へ密輸・転売か

 携帯電話の窃盗事件が相次ぐロンドンで過去最大規模の摘発作戦が行われました。盗まれた携帯の多くは海外に密輸されていて、中国には1年で最大4万台が渡っていたことが分かりました。

 ロンドン警視庁は7日、“イギリス史上最大規模の携帯電話窃盗対策作戦”を行ったと発表しました。

 先月末以降、麻薬密輸や武装強盗担当の捜査員も投入し組織の拠点などを摘発して46人を逮捕、およそ2000台の携帯電話を押収するなどしたということです。

 ロンドン警視庁によりますと、去年、ロンドンでは、8万台以上の携帯電話が盗まれていて、4年前のおよそ3倍に急増しています。

 犯行の手口は携帯電話を操作している人に電動自転車などで近付き、奪い取って高速で逃走するケースがほとんどです。

 盗まれた携帯電話の多くは海外に密輸されていて、中国には過去1年間で最大4万台が渡ったということです。

 ロンドンで盗まれた携帯電話が最大300ポンド=およそ6万円で買い取られ、中国で5000ドル=およそ75万円で転売された例もあるということです。

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