自民党の税調会長人事を巡り、財政規律を重んじ「ラスボス」とも呼ばれる宮沢税調会長が退任する見通しであることが分かりました。
宮沢税調会長は旧岸田派の重鎮で約8年間、税調会長を務めています。
財政規律を重んじる姿勢で知られ、高市総裁が掲げる「責任ある積極財政」とは距離があります。
宮沢税調会長は周辺に「高市総裁は自分を起用しないだろうし、打診があっても受けない」と話しています。
税調会長人事を巡ってはガソリンや軽油の減税や年収の壁のさらなる引き上げに向けた財源などについての与野党協議が待ち受けていて、今後、自民党執行部で調整が図られることになります。