4日午後、自民党総裁選が行われました。新しい総裁に高市早苗衆議院議員が選ばれ、初の女性総裁が誕生しました。自民党本部から報告です。
（政治部・澤井尚子記者報告）
決選投票で高市さんが総裁に選ばれた瞬間、「想定外」だと自民党本部のモニタールームではどよめきが起きました。
1回目の投票で、議員票では小泉さんがリードしたものの、党員票で高市さんが全体の4割を取り、他の候補を圧倒しました。
林さんも票を伸ばしましたが、3位にとどまりました。
決選投票は高市さん・小泉さんで行われ、その結果、議員票、党員票ともに高市さんが勝ち、新総裁に選ばれました。
高市陣営は「党員票が議員心理にかなり影響を与えたようだ」と分析します。
決選で高市さんに入れた麻生派の中堅は「これで主流派と非主流派が逆転する」と話します。
一方、石破総理の側近は「まさかの事態が起きた」と話し、路線を引き継ぐ候補が選ばれなかったことに意気消沈といった様子でした。
高市新総裁はこの後、党本部で初めての記者会見に臨みます。
