地域の治安を守る警察官や職員たちが「はじめの一歩」を踏み出す警察学校。巧妙な手口で増加傾向にあるサイバー犯罪に心を痛め、若者とともに入校を決意した53歳の男性を取材しました。
「敬礼」
先月5日、県警察学校で行われた入校式。この春、採用された72人が警察官や職員としての新たな一歩を踏み出しました。若い人たちの中に特別な思いでこの日を迎えたのはこの男性。53歳、警察職員として初任科で採用された新元信一(にいもと・しんいち)さんです。
新元さんの前職は、ソフトウェアを開発する仕事に30年あまり勤めていました。警察職員を目指すきっかけそれは、「ニュースでサイバー犯罪が増えていることを知り、自分も何か力になりたい」という思いからでした。
新元信一さん「夢だったサイバー犯罪捜査官を目指して入校式を迎えられて非常に嬉しい」「まずは警察官や警察職員の「心」を身につけてこれからの職務に役立てていきたい」