#IMAGINEおきなわ vol.72 「夢の本」から広がる子どもたちの可能性・支援の輪

#IMAGINEおきなわ vol.72 「夢の本」から広がる子どもたちの可能性・支援の輪

今を生きる人たちに注目する「IMAGINEおきなわ」です。以前、このコーナーで好きを原動力に生きる50人のうちなーんちゅの夢を記した1冊の本を紹介しました。この本をきっかけに子どもたちの夢を「支援する取り組み」が広がりを見せています。
「古きよき市場を残したい」「世界中に多様性と平和な価値観を広げていきたい」沖縄が本土に復帰してから50年を迎えたおととし出版された1冊の本。「沖縄を愛するうちなーんちゅの夢」通称 ”夢の本”“好き” を力に未来を生きる50組の夢人を紹介したこの本には、ある「特別な思い」が込められています。
沖縄ドリームプロジェクト中村圭一郎代表「離島の子供たちは15歳の春に卒業して離島や地域を離れていくことになるので」
島に高校のない子どもたちは、いわゆる15の春に進路の選択が訪れます。将来進む道を決める際に同じ「うちなーんちゅ」の多様な生き方、夢を知ることがきっと役に立つはず。
沖縄ドリームプロジェクトはそんな思いでこの書籍をつくり人生のバイブルのひとつにしてほしい、と個人や企業に寄付を募って「県内すべての中学2年生」にプレゼントする取り組みを開始。これまで19の市町村・3708冊が寄贈されました。ただこのプロジェクト、「本を届けること」がゴールではないんです。