IPC ロシアとベラルーシの資格停止を解除 冬季パラは競技団体の対応が焦点

IPC ロシアとベラルーシの資格停止を解除 冬季パラは競技団体の対応が焦点

 IPC(国際パラリンピック委員会)はロシアとベラルーシのパラリンピック委員会に対する資格停止処分を解除すると発表しました。

 ロシアによるウクライナ侵攻を受け、IPCはロシアと同盟国であるベラルーシのパラリンピック委員会の会員資格を部分的に停止し、両国の選手については国を代表しない「中立な個人選手」として参加を認めてきました。

 IPCによりますと、27日に韓国で開いた総会で資格停止の解除を決定したということです。

 イギリスBBCによりますと、冬季パラリンピックで実施される6つの競技の国際団体は両国勢の出場資格を停止しているということです。

 来年3月にイタリアで開かれるミラノ・コルティナ冬季パラリンピックに向けて各団体の対応が焦点となります。

 ロシアパラリンピック委員会が声明でIPCの決定を歓迎する一方、ウクライナ外務省は「恥ずべき決定で撤回を求める」と非難しました。

 IOC(国際オリンピック委員会)はミラノ・コルティナ冬季オリンピックで両国の選手について「中立な個人選手」としてのみ出場を認めるとしていて、対応が分かれる形となっています。

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