復帰50の物語 第48話 沖縄に横たわる「貧困」

復帰50の物語 第48話 沖縄に横たわる「貧困」

シリーズでお伝えしている「復帰50の物語」48回目のきょうは基地問題と同じように沖縄に長く横たわる貧困について考えます。コロナ禍や相次ぐ物価の上昇などで貧困を取り巻く環境が厳しさを増す中、困窮する人たちと向き合い続ける団体を取材しました。
5・15沖縄復帰記念式典
平敷雅さん「今この沖縄では子どもの貧困が大きな問題になっており子どもの4人に1人が貧困状態で、日々の食べ物に困る子もいます。私たちはそんな子どもたちに手を差し伸べこの新たな問題に立ち向かいます」
今年5月、本土復帰50年を記念する式典で若者を代表してあいさつした平敷雅(へしき・みやび)さん。その力強い言葉には大きな決意がありました。
平敷雅さん「貧困問題に関心がない方とか、あっても気づいていない方も大勢いると思うので、そういう方々にもこういう機会を使って知ってもらいたい」「行政だけでは解決できない問題なのでやはり県民とか国民の単位でみんなが取り組まないといけない問題だと感じています」