政府が南西シフトとして進める自衛隊配備や有事の問題などを考える「沖縄と自衛隊」です。今日は北大東島のレーダー配備計画がテーマです。
2016年に駐屯地が置かれた与那国島をはじめ、ここ数年離島地域で自衛隊配備が進んできました。人口減少など課題を抱える中で、自衛隊が置かれた島々の状況に、識者は離島振興策の限界も指摘します。
防衛省担当者「太平洋側の島嶼部に隙のない警戒監視・情報収集体制をいち早く構築したいと考えてございまして、このため北大東島への移動式警戒管制レーダーの配備をしたいと考えているところでございます」
今月20日、防衛省が北大東島で開いた説明会で、レーダー配備の意欲を村民に示しました。防衛省が強調していたのは、太平洋での中国軍の艦船や爆撃機などの活動。自衛隊の誘致する立場の村も、防衛上の必要性を強調します。
宮城村長「配備することによって村民が安心して生活できるような、暮らせるような環境につながってくると思う」