たどる記憶 つなぐ平和 #8「物言わぬ戦跡が問うもの」

たどる記憶 つなぐ平和 #8「物言わぬ戦跡が問うもの」

シリーズでお伝えしている「たどる記憶つなぐ平和」1945年の沖縄戦で野戦病院として使われた糸満市の壕が戦後80年の今年、平和学習の場として整備されました。
暗い壕での出来事を知る元学徒が当時を語ることはもうできません。物言わぬ戦跡で誰が何を伝えるのか?問われています。
竣工式 長野県阿部守一知事「貴重な戦争遺跡である糸洲の壕が平和学習の場として整備されたことは意義深いことであると考える」
糸満市にある糸洲の壕、通称〝ウッカーガマ〟80年前、沖縄戦で負傷した多くの兵士が運び込まれ住民も身を隠した病院壕です。部隊の隊長を務めた小池勇助(こいけ・ゆうすけ)軍医を後世に伝える平和学習の場として長野県佐久市が整備しました。
沖縄戦第二野戦病院を語り継ぐ会宮城尊忠さん「平和を子どもたちに伝える場所になってほしい」